過去の私は「節約=ツライ」という思考でした。
節約って聞いたら「我慢」「辛い」「しんどい」「面白くない」などマイナスワードに考えられがちですよね。
私もずっとそう思っていました。が、節約して貯金して年間250万円の貯金が出来るようになって経験して思ったことは「節約=楽しい」です。
私がやった楽しい節約を経験を元に解説していきます。
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節約=ツライってなぜ思うか

節約と聞くだけでネガティブなイメージしか湧かないのはなぜでしょうか。
多分今まで楽しく節約出来てきた人が周りにいないからじゃないからでしょうか。
極端な節約ネタばかりが取り上げられる
テレビやメディアでも極端な節約を取り上げて紹介したりしますよね。
- 井戸水を月数回家族で汲みに行く
- お風呂のお湯は3日間
- 風呂桶の中にペットボトルでお湯をカサ増し
- チラシを徹底的に読みこんで安いスーパーをハシゴする
- 電気はろうそくを灯す
続くわけがないですね笑
数字(視聴率)を得るためには少し突拍子のないネタの方が視聴者にウケるので、こういう類の節約方法をテレビなどではよく目にします。
が、本当の節約はそうではないと思います。
節約したら欲しいものが買えないと思うから
節約=欲しいものは買ってはいけない と思っている人が結構多いですが、真逆です。
正しくは「欲しい物があるからそれを目標に他を節約する」です。
節約して欲しいものが買えた時は、何も考えずに買った時よりも喜びはひとしおです。
節約したからと言って欲しいものが買えなくなるわけではありません。むしろ節約して金を貯めたら欲しいものがたくさん買えるようになります。
成果が出ないから
当たり前ですが成果が出ないと楽しいと思えなくなります。楽しくないと続きません。
ではどうするか。成果の出る節約方法を作れば良いのです。例えば「固定費を徹底的に見直す」です。1度見直してしまえばあとは何もしなくても良いというものほど1番に見直しましょう。
ストレスのかかる節約ばかりを意識するから
節約=ストレスと思ってる人も中にはいると思います。それは節約の仕方が間違っているからだと思います。例えばこうです。
- 使っていない電化製品のコンセントをまめに抜き差し
- 家計簿は1円単位まで収支を合わせる
- 食費と日用品の財布を分ける
- スーパーのはしご
- 還元率の良いサイトを血眼(ちまなこ)になって探す
- やりくり費を振り分け過ぎる
結局は「自分が疲れることは初めからしない事」が大切です。
真面目な人ほど節約が続かない理由

節約を3年やって思ったことは、「真面目な人ほど節約が続かない」ということです。先ほども述べましたが、真面目な人ほど自分に細かいルールを作りすぎてしまうのです。
要は真面目な人ほど「ストレスのかかる節約方法に目がいく」ということです。
そして結果的に自分で自分の首を絞めて、疲れて挫折。これが1番多いパターンだと思います。
真面目な人は少しでも卵を安く買おうとします。真面目な人は1円でもピッタリ家計簿を合せたがります。
そして何か新しい事が流行るとすぐに「よしやろう!絶対続けるぞ!」と意気込んで、結局自分のたくさんあるルールを守りきれず、継続出来ないことに自己嫌悪して辞めてしまいます。
自分ルールは作りすぎず、作ろうと思った時に最低3年は続けられるのか熟考してからルールは作るようにしましょう。
やる気に満ち溢れて頑張るぞ!という気持ちはとても大切ですが、自分で作ったルールが自分で守れないと、とても落ち込みます。自分を守るためにもルールは緩くが大切です。
節約を楽しくする方法

私は節約=楽しいと思っています。3年前家系管理をスタートさせて色々試してみて、楽しく現在も続けられている方法を紹介します。
SNSを利用すると楽しい
まず節約は1人でやってもつまらないと思い、2017年2月に思い立ってInstagramで家計管理のアカウントを作成し、不特定多数に晒(さら)すことにしました。
家族や友人にはお金のことは言いにくいけど、私の事を知らない人になら呟ける。そう思ってはじめたアカウントも有難いことに、もう13万人の方々にフォローして頂いてます。
同じ悩みを持っている人にフォローされるようになり、コメントで色んなことを話し合ったり、共感したり、もちろん私も他の人の家計管理や節約を投稿している人をフォローしたりして勉強したり参考にさせてもらい、切磋琢磨出来ました。
毎日たくさんのコメントを頂いたり、応援してくれたり応援したり、すごい〜!と言ってもらえたり、家計管理を家でしていても褒めてくれる人なんて子育て同様誰もいませんので、これは毎日本当に楽しいです。
私なりの節約方法を投稿したら「こっちの方がいいよ〜」と教えて頂いたりして、とても勉強になります。
個人情報を写真に載せないように配慮すればリスクもほとんどありません。むしろメリットだらけです。
SNSでお金のことを晒すのは楽しいです。
固定費を徹底的に見直した
細かい節約は大変だし続かないから、まずは固定費を見直そうと思いました。
例えば我が家の場合は月約1万円×2人=2万円払っていた携帯代が、2人で月5,000円ほどになりました。
これだけで月15,000円×12ヶ月=年間約18万円の節約に成功したのです。
携帯代・wifi・ガス代・電気代・水道代・主人のお小遣い・習い事・保険etc…見直せるものは全て見直しました。そして見直しは現在も継続中です。
光熱費もコンセントをマメに切る。などの節約は続かないと思ったので、プロパンガス会社を見直したり、電気代がとても高くつく家電(我が家の場合はオイルヒーター)を断捨離したり、元となる節約に注視して見直しました。
固定費を一度下げてしまえばあとは何もせずにいいのです。それだけでお金が浮きます。浮いたお金は全て貯金出来たらそれだけで我が家は年間100万円貯める事が出来ました。
見直しって初めはしんどいですが、いざ変更したら何もしなくても良いので、楽しい節約です。
浮いた分を浮かれて使っては節約の意味がないので、しっかり浮いた分は貯金しましょう。携帯代が月5,000円浮いたのであれば給料日に5,000円別口座に移して先取り貯金するだけで年間6万円も貯まります。全ての節約をその方法でやればもっとたくさん貯める事ができます。
永遠に増えていくだけの通帳「小銭貯金」を作った
節約と貯金の楽しさを自分に分からせようと思って始めたのが「小銭貯金」です。
が、ただ家に小銭を貯めていくだけでは面白くなくて続きませんでしたので、
「面倒でも口座に小銭を毎回入金する」事にしました。もちろん毎日は行けませんので、行ける時にその時の財布の中に入っている小銭分だけ。
あまりに細かいルールを作ると3年以上続く自信がなかったので、ゆるくゆるくルールを作りました。
「1日2,000円財布に追加システム」を作った
色々家計管理を試しましたが、これが1番楽しいです。毎日財布にお金を入れるのです。
月曜日に1万円財布に入れて日曜日までそれでやりくりする。というのとは全く別物で、むしろ逆。月曜日にお金を入れてやりくりするやり方は、財布の中かからお金がどんどん減っていくやり方で、
私のこのやり方は毎日財布の中にお金が増えていくのです。
月曜日2,000円追加して、その日お金を使うのを我慢したら火曜日には4,000円になります。やりくりを楽しくするには財布からお金が減っていく方法より、節約したら財布の中身が増えていくやり方のほうが楽しいと思ったのです。
家の物を徹底的に少なくした
節約はとにかく物欲を制さないとダメだと思い、でも我慢する節約は嫌でした。
なので物欲の消し方も、ストレスを溜めて我慢しているわけではなく、そもそもの思考を変えました。
物欲を消すには家中の不要物を全て断捨離。タンスに入らない服は買わない。1個買ったら2個捨てる。などです。
子供が遊ばなくなったオモチャ、今シーズン着なかった服、痩せたら着ようと思っていた服、メルカリに出せば売り上げになるんでしょうが、私は徹底的にどんどこ捨てていきました。
家を徹底的に綺麗にして、「もうこれ以上この家には物を持って帰って来たくない」というくらいにまで物を減らしました。
これでかなりスッキリして、ある程度物が欲しくなくなりました。
物が欲しいと思わなくなったらそれだけ物を買わなくなるので、お金が増えるって事です。ミニマリストを目指した(実際にはなれていませんが)のは、部屋が綺麗になってストレスも減って、楽しい節約となりました。
全ての通帳を右肩上がりに増えるシステムを作った
節約が楽しくないのは成果が出ない時です。成果が出ない→つまんない→やーめた
小銭貯金通帳を作って、通帳の残高がどんどん増えていく喜びを知った私は、次に家にある口座全てを右肩上がりの口座にしようと決めました。
主人の口座、私の口座、娘の口座を全て全部増えていく通帳にしました。
勿論、物欲を消し、収入より支出を減らして貯金を増やしたからなせる技です。
とにかく全てにストレスが溜まらないようにゆるくルールを決めて挑みました。
- 娘の貯金は毎月5,000円ずつ主人の口座から移し、引き出さない
- 私の給料はなるべく手をつけない
- 主人の給料口座から別口座へ自動的に移動させて先取り貯金
- ボーナスが入ったらすぐに先取り貯金と特別費貯金を分ける
などなど、ルールを決めて全ての口座の残高が減らないシステムを自分なりに作りました。
全ての口座が増えていくとますます貯金が楽しくなりました。
今までうまくいかなかった貯金が嘘のようにうまくいくようになりました。
まとめ|自分に合った楽しく貯金が出来そうなルールを探そう

私は昔何度も家計簿をつけては挫折、つけては数カ月で挫折を繰り返していました。
そして毎月赤字で通帳残高が減るたびに固定費などを見直してはいたのですが、
「携帯代は削れないし、タバコも絶対やめられないし、付き合いは大切だから交際費は4万は絶対に必要だ」と「絶対無理」と決め込んで1つずつ完全に見直してはいませんでした。
節約・貯金を成功させるには1つずつ徹底的に向き合うことです。
格安simに変えるのは調べる手間がかかり面倒です。保険を見直すものも保険ってすごく複雑だし難しい。タバコを辞めるのって麻薬みたいなものなので本当に大変です。
節約を楽しいと思えるまでには、楽しくない日々があります。
自分なりの3年以上続けられそうなルールを作り、あとはそれに従うだけ。
他人のことは関係ありません。人の収入を羨ましがったって自分の貯金は増えません。
節約を楽しいと思えるようになったら人生こっちのものなので、そこの領域に行き着くまで、頑張りませんか?